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− アントロポゾフィー医療 −

アントロポゾフィー医学は「人間の英知」という意味をもつ医学のことです。現代医学は病気を細かく分析して、細胞や遺伝子のレベルまで原因を追究してきました。そのため多くの病気についてそれぞれの原因を知ることが出来るようになってきました。
このような現代医学の成果を基礎にもちつつ、病気を治療するだけでなく、その病をもつ人の「人間性の回復と発展」「その人らしい人生への回帰」を目指すのがアントロポゾフィー医学ということができるでしょう。
具体的には人間を物質(肉体)のレベル、生命のレベル、感情のレベル、精神のレベルという4つの構成要素から考えていきます。
この4つのレベルのバランスが取れている時には私たちは健康ではつらつとした生活を送ることができますが、アンバランスが生じると、病気の状態におちいってしまうことになります。
アントロポゾフィー医学は以上のような人間を丸ごと捉えるホリスティックな視点を持ち、現代医学の分析的で正確な診断や知識を基礎力として、人間の精神的側面と身体的側面の両方に配慮し、患者さんの自然治癒力を高めるとともに、患者さんが自分自身で病気に向き合う力を強めるように働きかけます。
この医学の考えを中心としてチーム医療が展開されます。
医師が薬を処方するだけでなく、看護師によるケア、オイリュトミー療法、音楽療法、絵画造形療法、発達支援(治療教育)、色光セラピーなどさまざまな療法が処方され行われます。
チームは一体となって一人ひとりの患者さんをサポートし、崩れたバランスの立て直しを図り、患者さんが自らの人生を歩むお手伝いをします。

診療

私たちが通常恩恵を受けている現代医学による医療は、自然科学を用いて病気を人の身体の中だけに限定して原因を探り治療を行う方法です。
そこでは病気や不具合のために医療を必要とした人の生き方や精神性が問題にされることは、ほぼ無いと言えます。まして医療以前の、人間とは何か、病気とは何かを考えることもありません。アントロポゾフィー医療は現代医学の知識と方法論を基礎に据えながらいのちに満たされた人間全体を診療する暖かなまなざしを持った医療を目指しています。

所要時間 初診:診察時間 1時間
再診:診察時間 20分
料金 初診:診察代 16,200円(税込)※別途お薬代がかかります。
再診:診察代 7,460円(税込)※別途お薬代がかかります。

スタッフ紹介

氏名 プロフィール 一言

山本 百合子
北里大学薬学部製薬学科卒業
聖マリアンナ医科大学医学部卒業
皮膚科
アントロポゾフィー医学認定医
一人一人が自分らしい独自の道をしっかり歩いていらっしゃれるよう、その道すじを同行させて頂きます。ご一緒に人生の不思議や豊かさを体験しましょう。

芹澤 敬子
富山医科薬科大学医学部医学科卒業
内科・漢方内科
心の声と体の声に耳を傾け、しっかりと立ち、新しい一歩を踏み出す。そのような診療の場を一緒に創らせていただけたら幸いです。

浦尾 弥須子
東京女子医科大学卒業
頭頚部癌治療、耳鼻咽喉科、心身症
あっという間に我が国の死因の第一位になってしまった癌。
癌治療の最前線は日々進化していますが、まだまだ患者さんの身になってみると不足している点が多くあります。現代西洋医学とアントロポゾフィー医学を併せて用いることで更に有用な結果が得られることでしょう。

小林 誠
岩手医科大学医学部医学科卒業
産婦人科
妊娠分娩に伴う様々な事や婦人科的疾患に限らず、病気には様々な背景が隠されています。それを解き明かすのは難しいことが多いのですが、病気が生き方さえも変えるきっかけにもなり得ます。あなたが病気に遭遇し、乗り越えようと苦闘している時に、自分らしく乗り越えていく一助になればと思っております。

アントロポゾフィー看護

アントロポゾフィー看護では、患者さま自身が病気の意味を理解し、尊厳をもって治療あるいはQOL(生活の質)の維持・向上にくり組んでいく過程に寄り添いサポートします。従来の(一般的な)看護に加え、医師の指示に基づきアントロポゾフィー看護独自のケアも提供します。特徴的なケアとして、薬用植物、オイル、軟こうなどを使った各種の湿布やアインライブング、フットバスなどがあります。暖かさや安心感、心地よいリズムのあるケアで身体に働きかけ、患者さん自身のもつ生命力を強めていく手助けをします。
また、看護師は当院の治療チームをつなぐ役割をしています。ご相談がございましたら、気軽にお声掛けください。

湿布

薬用植物や軟こう、オイルなどの素材を布に浸して体に当てます。使う素材やあてる場所はさまざまで、たとえばしょうがを使った湿布には身体を温める作用があり、背中の腎臓のあたりにあてたりします。診療時、医師の指示にて実施します。
また必要に応じて、家庭で行うための湿布の指導も行います。

フットバス

バスミルクやレモン、しょうが、からしなど植物素材を使い、フットバスを行います。体を温めたり、疲れた足を楽にしたり、頭痛を軽減したりと、いろいろな場面で行うことができます。

ハーブティ

体調にあったハーブティ(飲用)選びをお手伝いいたします。

アインライブング

皮膚の表面を優しくなでるようにしてオイルや軟こうを塗っていきます。温かい手とゆっくりとしたリズムが心身に休息をもたらします。施術中は身体全体をシーツなどで包むことで、安心感や暖かさを体験します。全身を行う場合やある部位だけを行う場合があります。
さまざまな情報にあふれ、時間に追われて過ごすことの多い現代ですが、アインライブングで、自分自身の内側に静かに意識を向け、自分自身を取り戻していきましょう。

対象 基本、医師からの処方になります。
所要時間 約120分(全身のアインライブング)
アインライブングはパウゼ(休憩)をとても大切にします。1週間~10日に1回、計3~4回施術を受けることをお勧めします。
料金 初回:12,960円
2回目以降:6,480円
施術日 2回目以降の施術日や時間は相談しながら決めていきます。

担当看護師

氏名 プロフィール

鶴田 史枝
国際アントロポゾフィー看護フォーラム認定アントロポゾフィー看護スペシャリスト

杉田 裕子
国際アントロポゾフィー看護ゼミナール修了

アントロポゾフィー薬学

自然治癒力を助長すること、患者さん自身で病気に向き合う力を強めることを主目的としていて、4つの構成要素のアンバランスを整える薬剤です。
自然界に存在する素材(鉱物、植物、動物、金属)を原料としますが、原料をそのまま抽出して薬として使用するのではなく、熱プロセス(熱加工)、ポテンタイズ(希釈・振とう)などを経て、“その原料がもつ本質”が人間に役立つように製薬された薬剤を使用します。
頭痛がするから鎮痛剤を服用と、単に現れた症状を消すのではなく、なぜ、そのような症状が現れるに至ったのか、その背景や過程を理解するように努めます。アントロポゾフィーの考えに基づいた特殊な製法で作られた薬剤を使用することは、本来の活き活きとした自分を取り戻し、活動が出来るように助けます。がん治療に用いられるヤドリギ療法もその一つです。
お薬のことで、不安なことや疑問などございましたら、気軽にご相談ください。

西洋薬との併用について

西洋薬との併用は基本的に問題ありませんが、必ず西洋薬服用の旨を医師に伝えて下さい。統合的な治療を行っています。

保険適応について

現在、日本では保険適応が認められておらず、自由診療となっています。アントロポゾフィー薬剤は、主にドイツやスイスで製薬されており、当院では、海外から直接輸入をして薬監証明を取得し、医師の責任のもと、患者さんにお渡ししています。

担当薬剤師

氏名 プロフィール

平 有香
薬剤師
アントロポゾフィー医学のための医師会薬剤師部門会員
漢方薬生薬認定薬剤師・AMPP認定フィトセラピスト
AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・AEAJ認定アロマセラピスト

佐々木 史歩
薬剤師
漢方薬生薬認定薬剤師・AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・AMPP認定フィトセラピスト・アロマフランス認定クレイテラピスト

絵画造形療法

朝夕の空、雄大な山並み、月夜の風景……自然界の美しい色や形は、私たちの感情に働きかけ、心に調和をもたらしてくれます。それと同じ様に絵画造形療法では、水彩で絵を描いたり、粘土で形作ったりすることによって自己治癒力を刺激し、心身の不調を改善していきます。例えば赤やオレンジなどの暖かい色は、私たちを元気づけ活発な気分にしてくれますし、青や緑などの冷たい色は、過剰な心の動きを鎮め穏やかにしてくれます。自然のスケッチは周りの世界への関心を目覚めさせ、幾何学的な形は秩序を与えてくれるでしょう。こうした芸術の作用は心を通して身体にも伝わり、心身全体のバランスを整えてくれます。技法やテーマは、一人ひとりの方に合わせて療法士がご提案します。また作品の完成度よりも、作品が完成するまでの過程を大事にしますので、絵が苦手な方でも安心して受けていただけます。

絵画造形療法で用いられる技法の一例です

木炭や鉛筆などで描く「素描」。思考や感情に秩序をもたらし集中力を高めます。

濡らした紙に水彩で描く「濡らし絵」。緊張を解きほぐし呼吸を楽にします。

両手を使って立体を作る「彫塑」。代謝を促し生命力や意志の力を強めます。

対象 基本医師からの処方になります。
所要時間 1回60分
料金 1回5,500円
予約日 月・火・木・金 9時~17時
水 9時~12時
第1・3・5土 9時~12時(完全予約制)

担当者のご案内

氏名 プロフィール

中村 朱希
1998年~2010年渡英。
英ハイバーニア・カレッジにてアントロポゾフィーに基づいた芸術療法士養成課程を修了し、スイスのゲーテアヌム精神自由大学・医学部門により認可された資格を取得。
アントロポゾフィーに基づく絵画造形療法士の会会員。

オイリュトミー療法(運動芸術療法)

オイリュトミー療法はドイツで生まれた運動芸術療法です。気功と似た動きですが、言葉の響きとともに気持ちよく体内の気の流れを活性化させ、自然治癒力を目覚めさせます。また、一つひとつの言葉の音の響きは身体の各器官とつながりをもつため、患者さんの症状に合わせた療法が行われます。心とからだの働きは表裏一体ともいえますが、からだを活性化させたりリラックスさせることで、不安感や抑うつ、ストレスといった心の状態にもやさしく作用していきます。患者さんは療法士の動きをともに行い、治癒の過程に一緒に参加していただきます。
オイリュトミー療法は医師の処方の下に行われ、特に心身症やガンや生活習慣病などをはじめとする慢性疾患、子どもの成長促進や発達障害などによりよく働きかけます。オイリュトミーの動きでからだと心を生き生きとさせ、自分への信頼と自信を深めていきましょう。

対象 基本、医師からの処方になります。
所要時間 60分
料金 初回:7,000円
2回目以降:4,500円
ワンクール 7〜12回程度
予約日 第1・3金曜日、毎週火 10時~17時(完全予約制)

担当者のご案内

氏名 プロフィール

石川 公子
オイリュトミー療法は、4年間の基礎課程と3年間の専門課程を経て、スイス・ドルナッハにあるアントロポゾフィー医学の本部により認定された資格です。当院のオイリュトミー療法士は、ドイツとスイスでの履修と病院研修を経た後、日本でオイリュトミー療法士としての活動を続けています。
尚、療法活動と並行して、グループでの健康オイリュトミーワーク、バイオグラフィーワーク*などの実践も行っています。

*バイオグラフィーワークとは、私たち一人ひとりの生の軌道(バイオグラフィー)を辿ることで、自分自身の生き方を、またこれからの人生に向けての目標を新たに見つめ直す機会を与えてくれるものです。芸術活動も含まれ、グループワークで行います。

音楽療法

音楽療法はまず、呼吸に働きかけます。音楽の中のメロデイ、ハーモニー、リズムや響きの要素によって、人は心の扉を開き、心を解放させます。そして、開放感と共に深い呼吸ができるようになります。音楽は、知性に働きかけるのではなく、感情に語りかけるのです。
喘息、不安や不眠に悩んでいる人、コミニュケーションに困難さを抱えている人、発達遅滞、認知症の人やその家族など、幅広く医師の処方に従い、症状に合わせながら療法を行います。
療法は、声、ライアー、打楽器、笛などの楽器を使用します。患者さまは、療法士の演奏や、楽器の響きを「聴く」場合と、療法士と共に「音や響きを使い、交互に対話形式で音を奏でる」場合もあります。楽器に触れたことのない方でも安心して療法を受けることが出来ます。

療法を通して、音や歌、楽器などと共に楽しく生きることの素晴らしさを体感し、心身共に生き生きさせながら、自分を信頼できるようになることを願っています。

対象 基本、医師からの処方になります。
所要時間 大人:60分
子供(~小学生):45分
費用 大人:初回7,000円 2回目~5000円
子供(~小学生):初回6,000円 2回目~4,500円
ワンクール 12回
予約日 第2・4火(竹田)、第2・4土(前平)

担当者のご案内

氏名 プロフィール

前平 加代子
日本音楽療法学会認定音楽療法士
アゥデイオペーデ所属音楽療法士
認定心理士
横浜市泉区で親子の支援活動に従事・療法及びカウンセラーとして働く
一般社団法人 アウデイオペーデにおいて、障害を持つ子供とその親に対する支援及び療法を行っている

竹田 喜代子
シュタイナー音楽教育家
ゲーテアーヌム精神科学自由大学医学部門公認音楽療法士
長年シュタイナー学校の音樂専科教師を努め、1989年より自閉症児の療法を始める。
現在、幼児から大人までの音楽療法を実践。
また、ベルリンの音楽療法士育成学校と提携し、後進の指導をしている。
一般社団法人 アウデイオペーデ主宰

発達支援(治療教育)

教科書通りに育つ子供はまずいません。でも同年代の子どもたちに比べてどこか違うと感じたとき、年齢相応の発達に不安や心配があるとき、発達にバランスの悪さがみられるとき、学校の勉強に遅れが見られるとき、障がいがあるといわれたときなどにご相談ください。
子どもが学習面で遅れが見られているからと言って、勉強することだけでは解決しないことが多いものです。ここでは、主に感覚を通して様々な面から子どもの頭、心、体に働きかけていきます。感覚をしっかりと育てることが全体の発達を促すことにつながるからです。また、メソッド的な方法ではなく、子どもの関心・興味なども配慮して、一人一人の子どもと向き合い個別の方法で行っていきます。
また、学習障がい、多動、自閉症スペクトラム、ダウン症などの困難を抱えるお子さんもどうぞ相談ください。
お子さんのことで悩んでいらっしゃる保護者の方の相談も受け付けています。

対象 3歳か~15歳の方または対象となるお子さんがいる保護者
所要時間 初回:90分
2回目以降:60分程度
料金 初回:7,000円
2回目以降:5,500円
相談のみ(60分):5,000円
ワンクール 7~12回
予約日 月曜日、土曜日(他の日希望の場合は、ご相談ください)

担当者のご案内

氏名 プロフィール

江崎 桂子
薬剤師、治療教育家、社会福祉士、バイオグラフィーワーカー。
2001年渡独、ヴィッテン・アンネンにて治療教育を学び、2006年帰国。
アントロポゾフィー医学のための医師会薬剤師部門、バイオグラフィーワーカージュピター所属。

色光セラピー

色光セラピーはヨーロッパで始まった新しい療法です。
ここでは、照明ライトによる色彩の光を満たした部屋に入っていただきます。患者さんは椅子に座ってリラックスした姿勢で色の光の中に身を浸すことによって、色彩を呼吸し、目からだけでなく皮膚からもその力と働きを取り込みます。青い光の部屋では呼吸が楽になります。赤い光の部屋では体の内から熱が生み出され活気が促されます。その後、光が全くない中で補色を感じていただきます。回を重ねるごとに少しずつ色光を強めることで生命力を強め、生き生きとした調和的な心身の状態を取り戻すよう働きかけます。
当クリニックは、こうした考えに基づいた色光セラピーが受けられる唯一のクリニックです。

対象 喘息、うつ病、癌、不定愁訴、発達遅滞など
所要時間 1回約30分
料金 1回:3,500円
ワンクール 7回継続を1クールとする
予約日 毎週水曜日 11時から17時

担当療法士

氏名 プロフィール

吉澤 明子
スイス、アントロポゾフィー医学認定絵画造形療法士、画家
障がい者施設や老人ホームにて指導、また長年に亘り、障がい児の個別指導にも関わる。多くの教室などを通して、健康で活気ある生活のための絵画を伝える。後進の育成にも力をそそぐ。
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