看護部
看護部長あいさつ

~看護職はいかなる場でも人間の生命、人間としての尊厳及び権利を尊重し、常に温かな人間的配慮をもってその人らしい健康な生活の実現に貢献するよう努める~(看護職の倫理綱領抜粋)
当院には、急性期治療を経過し、病状が安定した患者さまに対して、在宅や施設など住み慣れた地域での療養を支援する病棟、また病状が安定したものの、なお継続的な入院加療を必要とする慢性疾患の患者さまが入院する病棟があります。
山本記念会の基本理念「人を愛し、人を信じる」に沿い、患者さまご家族を含めたチーム医療の実現と、地域の様々な施設との連携に取り組み、患者さまご自身が持つ「生きる力」「生きていく力」を引き出す看護を実践します。
そして、①人間の生命、人としての尊厳と人権を護ること、②安全で質の高い医療をとどけること、③医療チームをつなぐことを実践し、看護の責任を果たしてまいります。
これからは「先行きが不透明で将来の予測が困難な状態」(VUCA)の時代と言われます。
従来の常識が通用しなくなる場面や想定外の出来事に遭遇しても、柔軟でしなやかに対応できる看護部でありたいと思っています。
看護部長 高橋久美
看護部理念・基本姿勢
Ⅰ 看護部理念
1. 倫理観のもと、その人の持つ「生きる力」「生きていく力」を引き出す看護を実践します。
2. 柔軟にしなやかにさまざまな変化に対応し、専門職として成長します。
3. 互いの強みを認め、高めあいます。
Ⅱ 私たちの基本姿勢
1. 生命、人としての尊厳および権利を尊重する姿勢
2. 品位をもち医療への信頼を高める姿勢
3. 互いを認め、高めあう姿勢
私たちの看護
看る 護る つなぐ
看る:患者さんをよく観察し、気づく、心の声を聴く
護る:人々のいのち・暮らし、人としての尊厳や権利を護る
つなぐ:人と人をつなぐ、施設間をつなぐ、職種間をつなぐ、自分と相手をつなぐ
病棟・外来の紹介
一般病床・地域包括病床(49床)

当病棟は一般病床と地域包括病床からなる混合病棟です。一般病床とは外来からの緊急入院や近隣施設からの入院依頼に対応した急性期治療を行っております。地域包括病床とは、住み慣れたお住まいに戻ることを目標に生活リハビリに力を入れています。看護体制は固定チームナーシング 継続受け持ち制を導入しており、入院から退院まで受け持ち看護師が責任をもって担当します。また、多職種とも協働しチーム医療を進めています。退院前に行う居住環境評価には、リハビリスタッフに看護師も同行し,看護の視点を生かした退院支援につなげております。退院後は訪問診療、訪問看護と連携し安心・安全な生活ができるよう切れ目のないサポートに向けて取り組んでいます。看護・介護スタッフはいつも明るく元気な笑顔あふれる病棟です。
医療療養病棟(56床・26床)
「ふれあいを通じ看護と介護を提供し、高齢者看護に力を入れています」
医療依存度が高く様々な疾患を抱えながら長期療養をされる高齢の患者様が多くいらっしゃいます。
医師や看護師などの医療チームによるカンファレンスを行い、情報を共有して患者様の心身に気を配りながら集団リハビリなどを行い、廃用性症候群の予防や早期離床に心掛けています。そして、口腔ケア・スキンケアに力を入れて取り組んでいます。
また、リハビリテーションや、医療・福祉の知識に基づいて行うソシオエステティックの施術によって、癒し、励まし、QOL(生活の質)の向上に寄与しています。
快適な療養生活を過ごしていただけるように患者様としっかりコミュニケーションをとりながら思いやりを持って患者様の立場に立った医療の提供、ケアの充実を行っております。


外来

地域医療を大切にし、安全・安心な医療、そして看護が出来るよう取り組んでいます。
法人は、地域包括ケアシステムを行っており、在宅診療部門と協力して外来受診がスムーズに受けられるよう連携を取っています。
病気と付き合いながら家庭、社会生活をしている方もおり、外来医療が継続できるように支援を行い、日常生活の指導を行っています。
地域社会のニーズに応じまた患者様の期待に添えるよう対応していきます。
「病棟でのソシオエステティック」
医療チームの一員として、訓練を受けた専門の施術者がスキンケアやメイクなどを通して心のケアを行っています。
病室で過ごされている患者様にとって、心地よい香りやソシオエステティシャンの温かい手の感触は、精神的な安らぎと明日への気力をもたらしてくれます。
興味のある方は、お気軽にご相談ください。
看護部教育計画
Ⅰ 教育理念
看護部理念に基づき、高い倫理観、豊かな人間性、専門的な知識技術をそなえ、社会の変化や多様化・複雑化する対象のニーズをとらえ、相手の立場に立ち、柔軟でしなやかに、看護実践できる看護職を育成する
Ⅱ 教育方針
1) 社会人基礎力を基盤に、当院の職員としての自覚を持つ。
2) その人のもつ「生きる力・生きていく力を引き出す」看護の提供のため看護職としての専門知識・
技術を習得する。
3) 互いの特性を生かし高めあい、協働するため高い倫理観と豊かな人間性を身につける。
4) 社会の変化や多様化・複雑化する対象のニーズに対応できる看護の提供のため、看護研究、
自己研鑽に主体的に取り組む。
5) 看護職として習熟する過程で、リーダーシップや管理能力を習得する。
Ⅲ 新人看護職員への支援
1. 新人看護職育成の理念
当院理念、看護部理念の実現に向け、病院全体で新人看護職員の生涯学習を支援する
2. 基本方針
・新人看護職員の立場にたち、習得した知識技術を共に確認し次の目標を共有する
・看護職の倫理綱領を行動指針とし、共に成長する
・看護に関する知識・技術・態度に合わせ、社会人基礎力も習得できるよう支援する
・多職種を理解しながら相手の立場に立った協働ができる支援をする
・新人自らが得意なこと、やりたいことを自分で気づける支援をおこなう
3. 新人看護職の指導体制
・看護部・教育責任者(師長・主任)・教育担当者(教育委員)・実地指導者(プリセプター)を
配置し、多職種も含め、生涯学習支援をおこなう

看護チーム職員の教育計画
目的
医療チーム、看護チームの一員として知識を習得する。
1. 業務を遂行する為の基礎的な知識・技術を習得する
2. 医療安全、感染対策について
3. 守秘義務・個人情報について
看護部の活動
地域に向けての取り組み

・近隣の中学生の職業体験の受け入れを行っています。
・看護フェステバルを年2回開催し、健康チェックを行うなど地域の方とのふれあいを大切にしています。
共に歩んでいただける方、求めています!
当院では、その方の条件合わせた取り組みを行っています。
たとえば・・・
1. 仕事からしばらく離れていたので、なかなか復職の決心がつかない。
2. 育児中の方で、短時間のみ働きたい。
3. 定年を過ぎたけど、まだまだ現役で続けたい。
4. 日勤のみを希望。
5. 夜勤のみを希望。
もちろん常勤(2交代制)希望の方、大歓迎です!